ー私の中のひばりさんー 第19回
ゲスト
北島三郎 真由子
北島さんは大御所でありながら、美空ひばりさんからは、本当に
たくさんの事を学び、教えられたとおっしゃってます。
北島さんがNHK紅白歌合戦で、初めてトリをつとめた時の紅組
のトリは当然ひばりさんでした。もちろん大トリです。
最後にひばりさんが出ていらした時から、会場の空気は激変した
のを覚えてられました。
ひばりさんの一曲で、直前に歌った自分の歌がぶっ飛んだぐらいの
凄さだったそうです。これがプロなんだ、自分もこうならなくてはと
心から思ったそうです。ここで、ひばりさんも北島さんもプロ中の
プロだった事が解るというものです。
いわば、ひばりさんと雪路さんは同じ世界で、芸能界の大スター
ではありましたし、かなり親しかったようですが、なぜか共演は
少なかったようです。共通点が多くライバル心がお互い強かったのでは
との見方もありました。お二人とも歌はもちろん、踊り、芝居も
超一流で、毎年大きな舞台は話題を呼びました。
ひばりさんが亡くなってから知った方が多いと思いますが、雪路さんは
ずっとひばりさんの大ファンであった事を、テレビで悲しみと共に強い
言葉で公言致しました。
それならば、もっと天才お二人の共演を拝見したかったとの思いがあふれる
人は多い筈です。
真由子さんには、そんなお母さまのひばりさんへの思いとジャズとの
エピソードをお聞きします。
エンディング曲 「人生将棋」