はてな・妄想テレビ 55                   

 -私の中のひばりさんー  第24回

 

 司会 三雲孝江 安住紳一郎

 

 ゲスト 水前寺清子 牧村三枝子

 

 昭和と共に、この世を去ってしまった美空ひばり

さんの訃報は、日本中を悲しみが包みました。

 この年は、平成元年でもあったわけですが、この

年は、「3人の神様が逝ってしまった年」とも言われ

ました。

 芸能、歌謡界の神様 美空ひばりさん

 漫画界の神様 手塚治虫さん

 クラッシック界の神様 カラヤンさん

 本当に、特別な年ではありました。

 ひばりさんの死が報じられた6月30日の朝から

メデァの慌ただしさは前代未聞の事だったでしょう。

 テレビはもちろん、スポーツ新聞、週刊誌は、ひばり

さん一色となりました。増刊号や別冊などもあった

気が致します。特別番組は連日放送されました。

 訃報を知り、仕事へと向かう牧村さんへのインタビュー

は、歩きながら、号泣のまま答える姿に、誰もが

共感した筈です。

 「こんな事があっていいのでしょうか!」

 涙で震える声で叫ぶように語った牧村さんに、当時

を振り返って、お聞き致します。

 

 水前寺さんの衝撃的な悲しみも、メデァは伝えました。

 魂が抜けたような歩きで、遅れてスタジオに現れたのは

朝のワイドショーでした。

 持ち前の明るく元気な水前寺さんからは、いつもとは真逆の

振り絞るような声で「ひばりさんは絶対死なない人だと

思ってました」の言葉でした。

 番組全てがひばりさん追悼でしたが、その日のお話も

記憶にある限りお聞きしたいと思います。

 

            エンディング曲「関東春雨傘」